最強シール烈伝 (#400)
不思議なもので、成長の過程でいつのまにか失くしているものってあるじゃないすか。
「夢」とか、
「理想」とか、
今日は全然そういう話じゃなくて、具体的に言うと「ポケモンカード」とか「Jリーグチップスのカード」とか「アイスの当たり棒」みたいな話です。
明確に捨てた瞬間は覚えていないのだけれど、ふと思い立って探してみても見つからない。というか、絶対にもう部屋にない確信があるアイテムたち。
あんなに集めていたのにどこへやったのだろう。得てしてそんなアイテムほどもう一度机に並べて眺めたくなる時があるのだ。
意外とプレミアが付いているかもしれない、とかパソコンで調べると、懐かしい画像が並んでいてこの歳になってちょっと欲しくなるモノすらある。
逆に、全然欲しくならないモノも当然ある。僕は21歳なのだ。
つまりは、「最強シール列伝」ということになる。
こういうやつ。
シールなのに、メンコかな?と思わせる挑戦的な正方形、画面をうるさく彩るパラメーター。
これは……。
専用ファイルもあったなぁ。貼っても仕方がないもんなぁ。
レアシールも何だか、うん……。
懐かしいけれど、流石にもう欲しいとは思わない。
例によって自分の部屋からは発見されなかったし(画像は拾いもの)、捨てた瞬間の記憶は無い。
けれど確かにどこかでそれを失って、失ったことに気づかず歩いてきたんだ。
他人(ひと)はそれを「成長」と呼ぶらしいんだ、Ah
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