ユニヲンジャック

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『荒野を歩け』の感想 (#411)

『荒野を歩け』 ASIAN KUNG-FU GENERATION

発売されたということは、聴くということで、その感想ということになります。

感想

01. 荒野を歩け
02. お祭りのあと

映画『夜は短し歩けよ乙女』とタイアップした新曲、そして中村佑介ジャケット。

良い。

01. 荒野を歩け

アジカンは個人的にロック路線とパワーポップ路線をふらふらゆらゆらしているイメージなのだけれど、

今回は圧倒的なパワーポップ。

新しいのだけれど、幾らでも懐かしいような、アジカンのアイデンティティーが詰まった曲で凄く好きだ。

「両膝に詰め込んでイェイェー」の部分が良い感じに力が抜けていて、聴いていても口ずさんでいても心地が良い。

映画も『四畳半神話大系』の鉄板制作メンバーで非常に楽しみなので早く劇場で相乗効果を体感したいぞ。

02. お祭りのあと

最近増殖している建さん(喜多建介)ボーカル曲。

こちらも思った以上に良いパワーポップで、それでいて建さん曲はいつもうっすら寂寥感があって、これもまた好きな一曲だ。

ゴッチ(後藤正文)作曲でなくても(と言うとやや失礼なのだけれど)建さん曲や山さん(山田貴洋)曲でもクオリティの高い音色がたくさん生まれていて、今年で21年目のバンドにも関わらずこれから先の展開が楽しみなのは嬉しいことだなあ。

ちょっとはマトモな考察でも書こうとするのなら、歌詞から「芍薬」と「白百合」をひっぱってきて伝家の宝刀「花言葉」と照らすと意外とラブソングなのかなって。

もちろんどんな歌なのかは受け取る側のもの(※ゴッチ曰く)だし、歌詞にフィーチャーしすぎた聴き方は僕自身あまり好みでは無いから参考程度にアレして欲しいのだけれど、

ラブソングだと思って聴くと、「夜の端に僕らだけ」「重なる影」「解けなくなって……」あたりの歌詞が意味を持って立ち上がってくる。綺麗な詩だ。

そんな感じで、はい。DVDはしょぼかったけど。

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