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『イエスタデイをうたって』 の感想 (#359)

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『イエスタデイをうたって』冬目景

どうも、先日女の子に振られた僕です。

それは置いておいて、18年ぐらい連載してたのがこの間完結したらしく、気になっていたのですが読みました。

上述のとおりのコンディションで読んだので最高にキツかったのですが、おもしろかったのでネタバレなしで感想でも書きます。

 

ざっくり言うと「恋愛モノ」に分類される漫画で、その他にもいろいろ考えさせられる漫画だとも思うんだけれど、やっぱり一番考えさせられたのは恋愛のことだナー。

僕は基本的に斜に構えた性格で、「恋愛なんてカッコ悪い」じゃないけど、気になっている女の子にアプローチする的な行動は自分には関係のない世界のものだと見て見ぬフリをして生きてきた感がある。

まあその結果、当然恋愛が下手くそなまま大人になって、「これどうなんだろうな」みたいな、人生から何色か色彩が抜けているような、そんな生命体になってしまったわけなんだけれども。

そしてこの漫画の登場人物たちもそんな感じに不器用な生命体で、読んでいて共感する部分があったり、救われるような気分になったり、逆に何もする気が起きなくなったり、読み進める手が止まったり、

「自分はこんなに感受性豊かな人間だったっけ」と思わず思うほど、自分の使っていなかった感情を針で刺されるような話だった。

いや、おもしろいんだよ! 確実におもしろいんだけど、いや、ワタクシも振られたばかりで精神がね、「じゃあ何で読んだんだよ」っていう。

 

まあそんな感じで、でもこの漫画を読んで恋愛に対する考え方も良いほうに転がってる…ような。

ただ、『イエスタデイをうたって』はあくまでもフィクションなわけで、現実は漫画ほど綺麗な出会いとか偶然とか女の子に溢れているわけじゃないわけで。

だからこそ、少しずつでも前向きに何かを転がしていかなければならないのだ。

僕ももっと人生に色彩が欲しいので、が、がんばります。

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